9月に入ったら、だいぶ過ごしやすくなってきましたね(*´∀`*)
季節の変わり目、このところ微妙に体調不良が続いていました。
ですが微妙(笑)だったため出かけたりして動いていたら、案の定体調不良が長引きました。
大人になってもその辺の体調管理がいまいちな自分です。反省。^_^;
そんなわけで、ゆっくり横になりつつでもなんか観たい!な私は24時間テレビで録画した「車イスで僕は空を飛ぶ」のドラマを見ました(人´∀`)♡
ご覧になった方も多くいらっしゃると思うのですが、簡単にご紹介。
この「車イスで僕は空を飛ぶ」のドラマのもととなった原作は、カウンセラー長谷川泰三さんの「命のカウンセリング」という本です。
このドラマの主人公である長谷川泰三さんとはどんな方なのか・・・・
4歳で一家離散し、中学生で暴走族になります。
15歳の時の事故で脊髄を損傷し、車イスの生活に。
事故の後遺症や障害を苦に何度も自殺未遂を試みますが、周囲の温かい励ましや障害施設で出会った人々の言葉に再起を目指します。
その後師匠となる人との出会いでプロカウンセラーの道に。
現在はプロカウンセラーとして“心理学界のブラックジャック”の異名を持ち、「自殺の予防」をスローガンに全国各地にて面談、カウンセリング、心理学ワークショップ、講演を行っています。
そしてドラマでは、長谷川さんの役を嵐の二宮和也さんが演じていらっしゃいます。
ドラマ予告で二宮さんが「助けてください・・・」と言う場面?をたまたま見たのですが、すっかり心を掴まれてしまいました。
この「助けてください」が、このお話のキーワードになっています。
以下ほんの少し内容に触れているので、知りたくないという方はご注意くださいませ(^-^)
ドラマの中で個人的に感動的なシーンは他にあるのですが、今回はドラマのキーワードとなっている「助けてください」のシーンについて。
「自分は生きているだけで迷惑な存在」
そう思いつめた泰三は、「どうせ死ぬなら迷惑かけるだけかけてやる」と自殺の名所に、車イスでたった一人出かけます。
行く先々で、車イスの泰三に手を差し伸べ、手助けする人々。
そのたびに「迷惑かけた数」をカウントする泰三。
自殺の名所である崖にたどり着いた時には、ただならぬ泰三の雰囲気に心配した人々が大勢彼の周りを取り囲みます。
その時の周りの人々の反応が様々でした。
「自殺するつもりじゃない・・・?」という空気が漂いつつ、どうしていいのか分からず戸惑う大勢の人、目の前の自殺しそうな人よりもイベントが気になる人、思い切って声をかけて何とか自殺を思いとどまらせようとする人、突然ふるさとを歌い出す人・・・。
そして泰三は「ほっといてくれ!」と怒りながらも自分の思いを吐露していき、そして最後に「助けて・・」とつぶやきます。
この光景がなんだかとっても印象的でした。
周囲(世間)の反応から見えるそれぞれの価値観やバックグラウンドが本当にさまざまで、それが正しいとか間違っているとかいうことではなく、何だかただただその違いや様々な感じが「いいな」と。
またそれを観ている側にもそれぞれの違いや様々な受けとりかたがあるんだろうなぁって思いました。
そして
これだけの違いがあるなら、どう考えてもどう転んでもやっぱり人は人に「迷惑」(あえてこういう表現をしますが)をかけなければ生きていけない生き物なのではないかと思うのです。
「他人様に迷惑をかけてはいけない」
私たちはこうやって教わってきました。
確かにその通りだと思います。
でも私は「迷惑をかける=間違い」ではないと思います。
なぜなら生きている以上、迷惑をかけることは避けて通れないからです。
本当に大事なのは
誰かの力を借りた時(迷惑をかけた時)
それを「愛情」と受け止め、「感謝」すること。
きっとその「感謝」がまた相手への「愛情」になっていくんだろうなと思いました。
おそらく殆どの人は、自分の身近な人や大切な人が苦しんでいたらやっぱり「何とかしてあげたい」って思うんじゃないかと私は思います。
誰かのために一生懸命になることで、逆に愛情をもらっていると感じる瞬間を経験されている方はとても多いと思います。
長谷川泰三さんは「助けてください」は「愛しています」の変換であるとおっしゃってます。
きっとそれは自分を愛することでもあり、同時に周りを愛すること。
誰かに助けを求めるのは、とても勇気のいることだけど
でも「助けてください」を言える自分でありたいし
「助けてください」をしっかり受け止められる自分でありたいと思います。
そんなことを改めて考えさせられたドラマでした。
それにしても
二宮さんの演技がもう・・・・・!
屈折と切なさと葛藤を演じさせたら本当にすごい方ですね。
ちなみに私は彼が家族を守るために殺人者となった高校生を演じた「青の炎」がお気に入りです♪